先端研のキャンパス公開(6月5日〜6日)
- 2015/05/24
- 16:39

今年も東大・先端研のキャンパス公開が行われます。6月5・6日。金曜日と土曜日です。私は6月6日(土)午前の、御厨・牧原先生のイベントにちょこっと出演する予定。詳細は先端研ウェブサイトの特設ページで順次更新されていきます。(関係ないが、関西圏で「先端研」とグーグル検索すると立命館の方が出てくるのね)...
ブログも本も完成途上
- 2015/05/23
- 16:25

刊行を遅らせている本の構成を思いっきり改造中。ブログも改造中です(こちらはエンジニアに任せてあります)。余談ですが、偶然録画が取れていた「情熱大陸 山口晃」を逃避して見てしまった。個展に未完成の来迎図が展示されて、個展の開催終了まで描き続けても終わっていない(笑)。しかし大作が完成してスポットライトを浴びて例の音楽が流れて大団円、なんてことは実際の画家の生活にはないのだろうから、情熱大陸のカメラの...
今年の桜
- 2015/04/19
- 07:00

休日の先端研。うららかな陽気。気がついたら桜は散っていた。緑の枝が風にそよいでいる。気持ちがいい。実は動画も撮ってみました。鳥の鳴き声が入っています。大正時代からの建物と、現代建築が並存する先端研・生産研。左側は原広司設計。生産研の先生でもあったんですね。何か見覚えがあると思う人がいるかもしれません。原広司は京都駅ビルの設計者。時期もほぼ同じです。今年は3・4月に何をしていたのか思い出せない。おそ...
先端研のかき氷
- 2014/07/17
- 14:42

そういえばそろそろ今学期の授業も終わり、という話をちらほら聞くけれども、大学とはいえ附置研究所には夏休みも冬休みもありません。邁進するのみ。駒場Ⅱ(リサーチキャンパス)は大学というよりは企業のR&Dセンターのような雰囲気があります。常にクレーン車が何かを持ち上げたり下したりしている。その中で少し一息つけるのが、伝統的な趣を残す正面時計台の建物とその裏の中庭。昼時に日替わりで屋台が来ます。この写真は...
震災アーカイブをイスラーム教から考える──聖伝承ハディースは「ビッグデータ」だった
- 2014/07/05
- 22:45
今日は土曜日ですが、先端研に出てきまして午後から夜まで研究会。東北大学の災害科学国際研究所から柴山明寛先生をお迎えして、東日本大震災のアーカイブについてお話を伺い、議論をさせていただきました。大変刺激になる一日でした。震災をどう記録・記憶するか。これは「ビッグデータ」に関わる問題で、文理融合で取り組むに値する課題です。東北大・災害研ではすでに理工系から民俗学に渡る幅広い領域のデータを包括的に集積す...
キャンパス公開1日目終了 講演も
- 2014/06/06
- 22:57

駒場リサーチ・キャンパス(駒場Ⅱ)のキャンパス公開、1日目が終わりました。私も講演に駆り出されました。強い雨の中、いらしてくださった皆様、ありがとうございました。理工系の研究室公開や、「理科教室」があったりするので、高校の社会科見学で、バスに乗って多くの学生が来ていました。明日二日目は、いよいよ、御厨貴先生のゼミ出身の若手官僚が次々に登壇する大イベントがあります。御厨先生のテレビ出演の関係で、あまり...
【講演】6月6・7日のキャンパス公開(先端研と生産研)
- 2014/05/02
- 18:07
6月6・7日に駒場Ⅱキャンパス(先端研・生産研)の一般公開があります。登録・予約等必要ありませんので、お気軽にいらしてください。理工系は研究室公開や理科教室などをやっていますが、文系は見せる実験装置などがないので、講演などをいたします。私は6日(金)午後3時から「アラブの春」以後の中東政治について講演をします。池内恵「『アラブの春』は今どうなっているのか? 中東とイスラム世界の政治変動」15:00~15...
先端研の桜
- 2014/04/04
- 16:02

先端研の桜。今日ではなく一昨日(4月2日)の撮影。その前日がたぶん一番満開だったようですが、その日はカメラもiPadも忘れていたので、翌日にあわてて撮っておきました。今日はいろいろ新しいテーマをめぐってばたばたして結論が出ないので、いくつか写真でもアップしておきます。先端研へ続く道。通りすがりの桜の半アーチ。高級そうなマンション。キャンパスの片隅にも。桜のアーケード。子供が遊んでる。背景は先端研の新し...
読書日記の連載を始めます(週刊『エコノミスト』)
- 2014/04/01
- 17:56
そうそう、すぐ近くにあるけどめったに行かない東大教養学部まで歩いたのは、桜を見るのが目的ではありませんでした。大学生協の書店に行ったのでした。先端研のある駒場Ⅱキャンパス(駒場リサーチキャンパス)は、学部がなく、理工系の研究所だけなので、生協はあるが本がほとんどない。それでは教養学部の生協まで行って買うかというと、歩いて10分もしないのだけれども、それすら時間のロスがもったいないほど忙しく、しかも...
先端研の春
- 2014/04/01
- 16:58
新学期ですね。いろいろ棚卸し、在庫整理的なことをして終日研究室にて過ごす。 桜も満開。まだつぼみばかりの枝もあり、とうぶん目を休めてくれそう。 教養学部の生協の書店まで歩く。先端研のある代々木上原(番地は駒場だが)と、東大教養学部がある駒場にかけての一円にこんなに桜の木が多いなんて、学生の時にも、先端研に就職してからも、気にしたことがなかった。 おそらく学生時代はそんなことにかまっている心の余...
土曜日の駒場Ⅰと駒場Ⅱキャンパス
- 2014/03/08
- 19:44
ふう。土曜日の夕方6時30分に先端研の研究室にやってまいりました。それまでは東大駒場キャンパスで、参加している科研費プロジェクトの全体研究会(といっても7・8人の小さなものです)に出席していました。研究者は「ヒマでしょ」という誤解があるが、昔はともかく今はそんなことはない。土曜日・日曜日もつぶれることが多い。科研費プロジェクトに参加している駒場(東大教養学部・東大大学院総合文化研究科)の先生が会議室を...
ぎりぎりの入稿を繰り返す
- 2014/03/01
- 13:33
昨日、四ヶ月ぐらいかけて、しばしば夜を徹してでも書いてきた、アラブ諸国の移行期政治を比較する論文を、どうにか入稿。まだ若干注の表記が一貫しなかったりするので、最終段階で直さなければいけないところもあるが。完成版が刊行されたら、また通知します。今回のものは事実を整理しただけ、とはいえ整理するのが大変面倒で手のかかるものなので、意義はあったかなと思います。ウェブ媒体の分析・論文誌なので63000字以上とい...
ある日のスケジュール
- 2014/02/21
- 02:15
研究所所属というと、「ヒマなんでしょ?」とよく聞かれる。確かに、大学だけど研究所、というのは、大学業界の外の人には分かり難いと思う。東京大学・先端科学技術研究センター(通称「先端研」)というのは、大学業界の中では「附置研究所」という枠に入る。附置研究所の形態や存在意義は、分かる人にしか分からない、というか端的に「いらん」と言っている人すら大学業界の中にもいると思う。附置研究所の中でも先端研はさらに...
センター入試初日
- 2014/01/18
- 20:00
寒いですね。一年のうち一番寒い時期に行われるのが、大学入試。国立大学の教員にとっても年中行事の、「入試試験監督」の業務が降ってくる時期です。考えてみれば、教員・研究者がほぼ全員、全国一斉に、同日同刻に、入試監督という単純作業に従事するというのは、私の知る限り日本だけです。朝から日が暮れるまで、一心不乱に答案に取り組む受験生さんたちを見守りながら、こちらも「おしゃべりなどもってのほか、本を読んでもい...